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結局60%キーボードが最強なんだよなって話
まえがき
最高のキーボードとは何かを、主観を交えつつ考えてみたので共有する。
最高のキーボードの3要件
高い作業効率を維持するためには、異なる場所でも同じ作業環境を再現できることが重要である。
PCのキーボードにおける作業環境の再現性は「可搬性」「静音性」「カスタマイズ性」の3つによって実現される。
1.可搬性
PCとユーザのインターフェイスである入力機器(マウス&キーボード)は常に同じものを使いたい。
マウスは当たり前に持ち運ぶ人も多いだろうが、キーボードはどうか。カフェで辺りを見回しても、外付けのキーボードを持ち歩いている人はそうそういない。(iPadやサーフェイスの外付けキーボードはよく見るが、あれはノートパソコンのキーボード以下のもので、高い作業効率を実現するとは言い難い。)
そのような常識を覆し、フルサイズキーボードやTKL(※)では有り得ない、カバンに入れて持ち運べる可搬性(コンパクト×軽量)を実現するのが、60%キーボードである。ケーブルは着脱式で、カバンに入れても傷む心配がない。
2.静音性
キーボードを大学の授業やカフェでの作業に使う場合、どうしても気になるのがキーのタイプ音である。うるさいと周りの目が気になって集中できない。他者に迷惑をかけず、同時に自分の作業効率を上げるために、キーボードの静音性は重要な要素である。
3.カスタマイズ性
標準から外れ、極限までキーを省略した60%キーボードでは、キー配置(特にFnとその組み合わせ入力)が命である。その配置には各メーカーの流派があり、ユーザーを悩ませる一因でもある。だが、ユーザーが自由にカスタマイズできればその心配は無用であり、逆に言えばカスタマイズ性こそが60%キーボードの快適さを左右するのである。
※注釈
- TKL: テンキーレスキーボード。コンパクトキーボードとも。
- 60%キーボード: TKLからさらに矢印キーとその上の9key()、ファンクションキーを排除し、それらをFnキーとの組み合わせ入力で実現するキーボード。ミニキーボードとも。